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人工軽量骨材について

2 軽量コンクリートの遮音性能って?

 はじめに
軽量コンクリートはその軽さ故に普通コンクリートと比較して、軽量化ができる、断熱性に優れるなどの特徴があります。では、遮音性能についてはどうでしょうか?集合住宅、マンション等、人の住居となる建築物においては、種々雑多な生活音の発生が居住者間のトラブルの原因となることも多いようです。近年では床そのものの遮音性能よりも、パイプスペース等から発生する騒音が問題となるケースも多いようです。床そのものの遮音性能(重量 衝撃音)については、以下の様なデータが得られています。

 測定例
下図は、関西圏にある某集合住宅を対象に、居室形態、面 積、スラブ厚さならびに梁せい等の躯体条件が全く同一な条件下で、実測した重量床衝撃音の代表的データです。
この図からも判りますように、軽量コンクリートと普通コンクリートのレベル差は僅かであり、スラブ厚さ170mmでは、遮音等級もL-55(全てのオクターブバンドの衝撃音レベル値がL-55の基準線以下)と普通 コンクリートと同一クラスとなります。

測定方法:JIS A 1418(建築物の現場における床衝撃音レベルの測定方法)−2(重量 床衝撃)

問い合わせ先
人工軽量骨材協会では、上に示した事例以外のデータも保有しています。
ご興味のある方は、以下までお問い合わせ願います。
  人工軽量骨材(ALA)協会

 

E-mail:ala@keiryokotsuzai.com

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