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人工軽量骨材について

3 軽量コンクリートの経済性

 はじめに
軽量コンクリートを建築物に使用するメリットは、常に安定した品質のコンクリートを提供することにより維持補修費を削減できる、断熱性に優れるため冷房コストを削減できるなど様々なコストメリットがあります。本資料では、建築物全体を軽量 化することにより建設費がどの程度の低減できるかを検討してみました。

 事例紹介
検討対象建築物概要:
建物用途 共同住宅
規模 地上14階
建物軒高:38.65m
延べ床面積:4,700m2、基準階面積:437.31m2
構造形式 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)

この対象建築物について、上部構造物に使用するコンクリートの種類、適用部位を以下の3ケースにとり更にこれら各ケースにおいて杭長を変更した場合の全工事費を積算しました。
Case1: 全階 普通コンクリート使用
Case2: 基礎〜7階床 普通コンクリート使用
7階柱以上 軽量コンクリート1種(密度1.9t/m3)使用
Case3: 基礎〜1階床 普通コンクリート使用
1階柱以上 軽量コンクリート1種(密度1.9t/m3)使用
杭長: 30m、50m(場所打ちRC杭/アースドリル工法)

下図にCase1を基準とした場合の各ケースにおける躯体工事費低減比率を示しました。この図から判りますように、普通 コンクリートを全階に適用した場合に対して、杭長30mでは1%弱、杭長を50mとした場合には約3%の躯体工事費を低減できる事が判ります。


問い合わせ先
人工軽量骨材協会では、上に示した事例以外のデータも保有しています。
ご興味のある方は、以下までお問い合わせ願います。
  人工軽量骨材(ALA)協会

 

E-mail:ala@keiryokotsuzai.com

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