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ALAメールマガジン

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2006/03/01   ALA通信クラブ 21号   人工軽量骨材(ALA)協会
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          *フォントは等幅フォントをお使い下さい。
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○ このご案内は、ALA協会の人工軽量骨材に関するメール配信サービスにご了承
いただいている方や、弊協会活動にご理解・ご指導・ご協力を賜っている方々にお
  送りしております。
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INDEX
  建築分野:   (1)ドコモ金沢西都ビル
          (2)豊洲IHIビル(豊洲TXビル) 
(3)赤坂ガーデンシティ
  土木分野:   (4)新神戸トンネルに使用
  トピックス:  (5)軽量コンリートの耐凍害性
(6)人工軽量骨材に関する文献紹介
(7)つくばエクスプレス
  ライトの散歩: (8)上野近景                   
   (9)3月1日のできごと
  ひとりごと:                               
  ALAからのご案内:
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▲▲▲ 建築分野 ▲▲▲

(1)ドコモ金沢西都ビル竣工
NTTドコモ北陸が金沢駅西部の副都心地域に建設を進めていたドコモ金沢
西都ビルが完成(平成17年10月25日)。
同ビルは市内に分散している同社のオフィスを集約し、新たなモバイルコミュ
ニケーションの情報発信拠点として一昨年10月から建設を進めていた。建設
地は石川県庁に隣接する金沢市西都地内。S造9階建てでオフィス棟は延べ
14,531平方メートル・駐車場棟は延べ3,541平方メートル。
「都市・自然と交感し、次世代を創造する複合ネットパーク」をコンセプトと
し、「場が進化する」「企業を見せる・街並みに映える」「やさしさを感じ
る」をサブコンセプトとし、建設されましたマルチメディア情報通信の最先
端を走る企業イメージを具現化し、ショーケースとしての建物イメージを表
現すると共に景観や環境に配慮し、質の高い街づくりに貢献している。
オフィス棟は建物中央に1階から屋上まで貫く吹抜け「エコシャフト」を設
け、自然換気と採光による省エネルギーシステムを実現していることなどが
特徴となっている。
設計監理:NTTファシリティーズ
施  工:清水建設、竹中工務店、真柄建設、共立建設JV
軽量コンクリート1種を床スラブに採用

(2)豊洲IHIビル(豊洲TXビル)竣工
    近代日本の発展とともに歴史を刻み続ける産業界のリーディングカンパニー、
石川島播磨重工業(IHI)の新本社ビルが完成しました。
   各企業の総力を結集し、職・遊・住・学の機能集積による新たなまちづくり
が進む東京・豊洲地区のランドマークを誕生させました。
   建築主:特定目的会社TX
   設計・監理:日建設計・久米設計・松田平田設計・佐藤総合計画設計JV
   施工:清水建設・大林組・奥村組JV
   規模:S・SRC地下2階地上25階  述べ床面積97,739平方メートル
   2階以上の床に軽量コンクリート1種が使用されました。

(3)赤坂ガーデンシティ(東京都赤坂4丁目薬研坂北地区再開発)完成
    外構に緑を多く配し、隣接する赤坂御用地と青山通りとの緑の連続性をもた
せています。外装は彫りの深い縦格子で落ち着きを出し、赤坂の街並みに溶
け込むように配慮されています。
    建築主:積水ハウス   設計:日本設計   施工:鹿島建設
    規模:S一部SRC.RC  地下2階地上20階 述べ床面積48,143平方メートル
    2階以上の床に軽量コンクリート1種が使用されました。

▲▲▲ 土木分野 ▲▲▲ 
                                
(4)新神戸トンネルII期工事の埋め戻し用に使用
    神戸市道路公社が維持管理を行っている新神戸トンネル有料道路は、片側2
車線で神戸の既成市街地と北神市街地を南北に結ぶ重要な幹線道路です。
    II期事業は、神戸空港(2月16日開港)や東部新都市へのアクセス強化や、
    道路の地下化による周辺環境の改善などを図るため、現在のトンネルを南へ
    延伸させた事業で、工事は4つの工区に分割して進められています。
    工事の中で、阪急電鉄・JRとの交差部で、営業運転中の下に鉄筋コンクリー
    トのボックスを建設する工事において、道路および橋脚などの鉄道構造物と
    新設ボックスとの空隙箇所に軽量コンクリートが使用されました。
    使用箇所である充填箇所は、当初「土」での埋め戻しが検討されていました
    が、施工性や工期短縮、さらに構造物や地盤の安定化を目的として、土と単
    位容積重量がほぼ同一の軽量コンクリート1種が充填されました。

▲▲▲ トピックス ▲▲▲                        

(5)軽量コンクリートの耐凍害性 
    骨材内部に多くの水を保持している軽量コンクリートは、耐凍害性に劣ると
    いわれてきました。しかしながら、凍結融解試験の直前に、気中養生を3週
    間以上設けると、300サイクル終了時でも、十分な耐久性を保っていること
    が判ります。もともと、軽量骨材中の気孔には、コンクリート凍結時の氷の
    膨張圧を逃がす機能がありますが、ポンプ施工をするために、この気孔を水
    で満たして出荷しているのが現状です。したがって、供用までにある程度の
    乾燥期間があり、水はけが期待できる一般の環境条件下では、軽量コンクリ
    ートは、十分な耐凍害性を持っているといえます。ただし、積雪下の路面な
    どのように湿潤状態が続くような場合に、コンクリートが吸水しないような
    方策が必要なのは、普通コンクリートの場合にもいえることでしょう。

(6)人工軽量骨材に関する文献紹介(高性能軽量コンクリート研究委員会報告書)
    社団法人 日本コンクリート工学協会より2000.8に発刊された「高性能軽量
    コンクリート研究委員会報告書」を紹介します。この報告書は1998年から2
    年間にわたって、首都大学東京の國府勝郎教授を委員長とした高性能軽量コ
    ンクリート研究委員会の活動の成果を取りまとめたものです。報告書では、
    1.軽量骨材および軽量コンコンクリートの沿革と動向、2.軽量骨材の原
    料および製造方法とその性能、3.軽量骨材および軽量コンクリートの性能、
    4.軽量コンクリートの構造性能、5.軽量コンクリートの課題と展望が記
    載されており、多様な性能を有する軽量コンクリートの特性や品質などの現
    状が整理されています。コンクリートの研究者や技術者が、軽量コンクリー
    トを実構造物へ適用する際の参考として役立つ一資料です。詳細につきまし
    ては本文をご参照下さい。


(7)つくばエクスプレス
    以前から何度か紹介してきました、「つくばエクスプレス」(茨城県つくば
    市~東京都秋葉原。約57km)建設工事の続報です。月刊セメント・コンクリ
    ート2月号には、「軽量コンクリート6,800立方メートルを鋼トラス鉄道橋床
    版に施工」と題して、詳細な報告が掲載されています。なかでも、ポンプ圧
    送試験は、水平換算距離418mと、過去、国内で行われた軽量コンクリートの
    圧送試験のうち最長のもので、大変貴重なデータが紹介されています。その
    ほかにも、床版コンクリートの打設順序など、興味深い内容となっています。
                           
▲▲▲ ライト(ALA)の散歩 ▲▲▲    

(8)上野近景
    谷中(ヤナカ)の坂を尋ねてみました。東(JR)側より上れば、新坂・寛永
    寺坂・御隠殿坂・芋坂と紅葉坂を抜ければ「山岡鉄舟、横山大観、三遊亭円
    朝、長谷川一夫」に出会える。西(メトロ)側より上れば、善光寺坂・三浦
    坂・あかじ坂・三崎坂・蛍坂、そして下町風情名残りの60軒余の店が連なる
    谷中ぎんざを抜けて、37段の夕焼ダンダン。すぐ隣の富士見坂では1月下旬に
    ダイヤモンド富士に出会えます。また、往時を偲ぶ高塀から、梅の花が覗い
    ており一服以上の清涼を味わえます。

(9)3月1日のできごと
    1565年 リオ・デ・ジャネイロ市が建設
    1810年 作曲家ショパン誕生
    1871年 ドイツ軍がパリに入場しシャンゼリゼを行進
    1881年 内国勧業博覧会が上野公園の博物館で開催
    1883年 東京気象台が天気図を作成して毎日配布
    1891年 東京手形交換所が設立
    1892年 芥川竜之介誕生
    1904年 ミュージシャンのグレン・ミラー誕生
    1908年 劇作家・菊田一夫誕生
    1911年 帝国劇場がオープン
    1919年 中央線の万世橋―東京間が開通
    1938年 京都の市内タクシーがメーター制を採用
    1941年 尋常小学校を国民学校に切り替える国民学校令が公布
    1949年 都営戸山ハイツ完成
    1962年 日本橋高島屋に初めて立体駐車場ができる
    1997年 ノルディックスキー選手権のジャンプで原田雅彦が日本人初優勝

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● ひとりごと
   そろそろ啓蟄。クールビズからウォームビズにと景気が動いて行こうとしたは
   ずでしょうが、日本海側の大雪。耐震と、まあいいやの驚きと唖然。天災やら
   人災?やらで、世の中はままならないことが多い。虫も居所が悪く地上へのお
   出ましに悩み、遅れ模様です。実績を糧として現状から望み、次期の政に向かう
   ことが多勢でしょうが、気持ち良く虫を落ち付けたいものです。
   それにしてもメダルは遠いものです。ガンバレ ニッポン
    
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   “”“”“ ALAの生産・出荷/平成17暦年(1月~12月)”“”“”    
     
        G(粗骨材) S(細骨材) 合計  (単位:立方メートル)
    生産量  299,643  18,073  317,716
    出荷量  295,773  13,926  309,699
 用途別出荷構成  生コンクリート      69.8 %
          プレキャストコンクリート 24.5
          その他           5.8
         ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

●軽量コンクリートに関する技術資料を発行しております。
 各々の目次は下記URLをご覧下さい。
 ご希望の方は、URLのメールにてご連絡下さい。
 【予告】近々、「ALA技術情報・土木編」の発行を予定しております。

●人工軽量骨材と人工軽量骨材コンクリートに関する話題を提供し、皆様方に選択肢
 の一つの材料としてALAを加えていただきますように、活動を進めてまいります。

         
★ALA協会員社(URL)
 宇部興産株式会社      http://www.ube.co.jp
 住友大阪セメント株式会社  http://www.soc.co.jp
 太平洋マテリアル株式会社  http://www.taiheiyo-m.co.jp
 日本メサライト工業株式会社 http://www.mitsui-kinzoku.co.jp/group/mesalite/
 三菱マテリアル株式会社   http://www.mmc.co.jp

◎本通信クラブの配信停止をご希望の場合や、ALA協会に対するお問合せ・ご意見
 等はこちらに連絡下さい。
 E-mail: ala@chive.ocn.ne.jp

                     
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人工軽量骨材(ALA)協会
       東京都台東区上野1丁目12番地2号 亀田ビル3F
       TEL/FAX 03-3837-0445 〒110-0005
       http://www3.ocn.ne.jp/~ala/
       E-mail: ala@chive.ocn.ne.jp

       ARTIFICIAL LIGHT-WEIGHT AGGREGATE ASSOCIATION
                     
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